蕁麻疹がなかなか治らずに不安を感じる人は多いと思います。
いわゆる、慢性蕁麻疹と呼ばれますが私自身も現在、悩まされています。
今まで蕁麻疹の原因、治療法について多くの文献や診療ガイドライン、書籍などを読みあさってきました。
本記事では、私が持つ知識をもとに慢性蕁麻疹の原因について解説していきます。
本記事の信憑性
日本皮膚科学会が発表する「蕁麻疹診療ガイドライン2018」を参考に執筆しました。
「蕁麻疹診療ガイドライン2018」は医療機関で蕁麻疹治療の方針を決める際に参考される情報です。
本記事では慢性蕁麻疹の原因について信憑性の高い情報を提供することができます。
慢性蕁麻疹の原因について解説【わかりやすく】
蕁麻疹の分類と原因についてわかりやすく解説していきます。
急性蕁麻疹と慢性蕁麻疹の違いは症状の期間。
蕁麻疹は症状が持続する期間によって分類されます。
基準としては1ヶ月を境に急性と慢性に区別されるそうです。
急性蕁麻疹は一ヶ月以内に症状が落ち着く。
蕁麻疹のうち一ヶ月以内に症状が落ち着くものを急性蕁麻疹と言います。
蕁麻疹は原因がわからなくても、時間が経つと自然に治る場合が多いです。
細菌、ウイルスによる感染が原因になっていることもあるそうです。
慢性蕁麻疹は一ヶ月以上症状が繰り返す。
蕁麻疹のうち一ヶ月以上症状が繰り返すものを慢性蕁麻疹と言います。
夕方から夜間にかけて症状が発症することが多いそうです。
ちなみに私の場合は時間帯は関係なく発症します。
治療期間は数年間に及ぶ可能性もあり、原因の特定は病院の検査でも難しいことが多いです。
蕁麻疹の原因について解説。
蕁麻疹は主にアレルギー症状が原因に引き起こされます。
アレルギーの原因は様々です。
現在、蕁麻疹の原因と考えられている要因をまとめました。
もし原因として疑わしいもので自分の生活の中から取り除けるものでしたら一度、取り除いてみることをお勧めします。
原因を突き止める上で良い手段となります。
食べ物
卵やそばなど食べ物による重篤なアレルギーはご存知かと思います。
しかし、このような重篤なアレルギーではなくとも食べ物によるアレルギーは存在します。
実際に食べ物が慢性蕁麻疹の原因になっている可能性はあります。
また食品添加物で慢性蕁麻疹を引き起こしている可能性もあることは覚えておいた方がいいでしょう。
物理的刺激
摩擦、圧迫、温度、日光、振動などの物理的刺激も蕁麻疹の原因になる可能性はあります。
こればかりはどうしようもないかと思います。
私は細身のスキニーパンツを好んで履くことがありましたが、これが蕁麻疹の原因なのではと考えゆったりしたパンツを履くようにしていた時期もありました。
結果的にあまり変化はなかったように思います。
ストレス
ストレスは蕁麻疹を悪化させる大きな要因です。
特に長期間症状が持続する慢性蕁麻疹の場合は他のアレルギーの原因に加え、ストレスが大きな原因になっていることが考えられます。
私も職場のストレスがピークになった時に慢性蕁麻疹を発症しました。
現在はストレスの多い職場をリタイアすることで症状が少し落ち着いたように感じます。
植物、虫
蕁麻疹の原因となる植物は多いです。
また虫も同様です。
しかし同じ植物や虫に継続して触れるということはあまり考えにくいので慢性蕁麻疹で困る人にとってあまり関係ないかもしれません。
感染症
細菌、ウイルス、カビ、寄生虫なども蕁麻疹の原因になります。
感染症は急性蕁麻疹の原因としては多いと考えられていますが、慢性蕁麻疹の原因としては考えにくいと思われます。
運動、発汗
運動そのものが原因となることもありますし、その時に出る汗が蕁麻疹の原因になる場合もあります。
全く運動しないということは生きている限り現実的ではないです。
物理的刺激と同様にどうすることもできないでしょう。
薬剤
服用している薬剤がアレルギーの原因になることがあります。
私はあまり薬を飲むことに抵抗がない方で色々な薬を服用しています。
特にフィンペシアと言う育毛剤はかなり長い期間服用しています。
これらが慢性蕁麻疹の原因になっているのではと考え一度全ての薬の服用を中止したことがありました。(アレルギーの薬以外です。)
一ヶ月ほど全ての薬の服用を中止してみましたが改善は見なれなかったため、私の場合は薬が原因ではなかったと考えています。
慢性蕁麻疹はいつになったら治るか。
慢性蕁麻疹は症状を引き起こしている原因がはっきりしない場合が多いため、いつ治るかはわかりません。
大切なのは薬でアレルギー症状をしっかり抑えて、かゆみをコントロールしていくことです。
かゆみを放置して皮膚をかきむしってしまうと肌のバリアーは脆くなってしまいさらに悪循環に陥ってしまいます。
効果のあるアレルギーの薬を用法通りしっかりと服用し治るのを気長に待つことが一番の近道と言えます。
慢性蕁麻疹によく効く薬はオロパタジンです。
先ほど説明したように、慢性蕁麻疹はかゆみをうまくコントロールしていくことが大切です。
そのためにもしっかりと効果のある抗アレルギー薬を選択することが重要です。
私自身、現在も慢性蕁麻疹に悩まされてはおりますが、とりあえずはオロパタジンをいう薬で症状は抑えることができています。
過去に「【薬】慢性蕁麻疹によく効くのはオロパタジンです。」というテーマで解説しているのでそちらも参考にしてください。
蕁麻疹に使用される他の薬についてもわかりやすく解説しています。
まとめ:慢性蕁麻疹は薬とうまく付き合って気長に治しましょう。
慢性蕁麻疹の原因を突き止めることはたとえ病院の検査であっても困難です。
しかし慢性蕁麻疹が発症した時期にあった生活の変化はアレルギーの原因となっている可能性が高いです。
もし心当たりがあるようなら、一度生活から排除してみるのもいいかもしれません。
実際に慢性蕁麻疹の原因を特定できる人はほとんどいないと思います。
とりあえずはアレルギーの薬で症状を抑えましょう。
気長に待っていればいずれ薬を中止しても症状が出なくなる日がくるはずです。
今回の記事は以上です。
私が服用するオロパタジンについて気になった人は下記の記事も読んで見てください。