「フィンペシアを試してみたい。でも副作用が気になる。」
フィンペシアが高い育毛効果が認められた育毛剤であることはわかった。
でも副作用が心配という人に向けてフィンペシアの副作用についてまとめました。
本記事の信憑性
本記事はプロペシアを製造販売するMSDが発表する添付文書を参考に執筆しました。
プロペシアはフィンペシアと同様、フィナステリドを有効成分とする育毛剤です。
添加物に若干の違いはありますが育毛効果、副作用の発現率に関しては同等ですので安心して記事を読み進めていただけたらと思います。
参考なぜMSDの情報を参考にしたのか?【読みとばしてOK】
なぜフィンペシアではなくプロペシアを製造販売するMSDの情報を参考にしたのか疑問に感じる人もいるかもしれません。
それはMSDの方が日本人の臨床試験データを数多く所有しているからです。
日本の成人男性は海外の成人男性と比較して体が小さい場合が多いです。
体の大きさは薬の代謝能力に直結します。
そのため同じ量の薬を飲んでも副作用の発現率が大きく変わってくる可能性があります。
このような理由から本記事では日本人の臨床試験データを数多く所有するMSDの情報を参考にしました。
フィンペシアの副作用まとめ。
フィンペシアは副作用が少ない安全な薬です。
フィンペシアを試して見たいけど副作用が心配という人に向けてフィンペシアの副作用についてまとめていきます。
フィンペシアで何らかの副作用が発症するのは200人に1人。
MSDによる使用成績調査では0.5%の人に副作用が認められたようです。
確率としては200人に1人の割合です。
具体的には臨床試験に参加した943人の薄毛に悩む被験者のうち、5人の被験者に副作用が認められたと報告されています。
それでは副作用が認められた5人の被験者について詳しく見ていきます。
肝機能障害が2人。
肝機能障害を認められた被験者が943人中2人報告されたようです。
字ずらだけ見るととても重篤な副作用に感じられます。
しかし薬というのは大部分が肝臓により代謝を受けます。
そのため、多かれ少なかれ肝臓の負担にはなると考えた方がいいです。
肝機能障害については下記記事で詳しく解説しています。
肝機能障害に対する自分でもできる対策も合わせて解説しているので是非、読んで見てください。
リピドー減退が2人。
リピドー減退を認められた被験者が943人中2人報告されたようです。
リピドー減退とはわかりやすくいうと性欲が落ちることです。
どの程度に性欲が落ちたのかはわかりかねます。
しかし特別、健康に影響するような副作用ではないためとりあえず無視しても良いのではないでしょうか。
フィンペシアは過剰な男性ホルモンを抑えることで抜け毛を予防する薬であるためリピドー減退は起きてもおかしくはない副作用といえます。
どうしても性欲を落としたくないという人はフィンペシアは避けた方がいいのかもしれません。
そんな人がいるのかはわかりませんが笑
勃起不全(ED)が1人。
勃起不全(ED)を認められた被験者が943人中1人報告されたようです。
フィンペシアを服用する上で一番心配される副作用は勃起不全(ED)なのではないでしょうか。
フィンペシアが原因であるかはわかりませんが勃起不全(ED)に関しては私も1度だけ経験しました。
しかし一時的でありシアリスというED治療薬を服用し自身がついてからは完全に勃起不全(ED)は克服することができました。
勃起不全(ED)については下記記事で詳しく解説しています。
他にフィンペシアで報告された副作用はありません。
フィンペシアを服用することで報告された副作用は上記で解説したように
・肝機能障害が2人
・リピドー減退が2人
・勃起不全(ED)が1人
だけです。
1000人近い被験者に対して情報を収集しているためかなり信憑性の高い情報だと考えていいでしょう。
しかしインターネット上にはフィンペシアによる間違った副作用の情報がたくさん見られます。
そういった情報に惑わされてフィンペシアの服用をやめてしまうのはとても勿体無いことだと思います。
私なりにインターネット上にあるフィンペシアのデマ情報について考察する記事をいくつか執筆しました。
気になる記事があれば読んで見てください。
なぜこのようなデマ情報が多いのか。
このようなデマ情報が多いのはフィンペシア以外の育毛サプリを販売するためです。
フィンペシアのデマ情報を発信するサイトやブログをよく読んで見てください。
おそらくどこかにフィンペシア以外の育毛サプリの広告が掲載されているのではないかと思います。
フィンペシアは副作用がたくさんあって危険ですよという情報で読者に不安を与え、天然成分であることを推しにする育毛サプリを販売するという手法をとっているサイトやブログは数多く存在します。
このような誤った情報に惑わされないように注意しましょう。
使用成績調査とは。
そもそも使用成績調査ってなに?
という人が多いと思います。
使用成績調査とは製薬企業が医薬品販売後に3年間かけて行う、効果や副作用の確認のために行われる調査です。
明確な基準のもとに行われるため、とても信頼性の高い情報といえます。
使用成績調査は副作用について知るうえで、まず最初に確認するべき情報といえます。
0.5%って多いの?【副作用の確率】
副作用を評価する上で0.5%はとても少ない確率です。
副作用を気にする人にとっては可能性が「ゼロ」ではないと安心できないのかもしれません。
しかし使用成績調査というのはフィンペシアを服用中に起こった全ての症状を副作用として報告します。
フィンペシアを服用中に性欲が減退すれば、フィンペシアが本当の原因でなくても副作用として報告されてしまいます。
記載された副作用が本当にフィンペシアが原因で発症したものかどうかが判断することができません。
肝機能障害についても同様ですが、症例の件数が少ない副作用についてはあまり気にしない方がいいと思います。
市販薬で有名なロキソニンにも副作用はある。
ロキソニンと聞くとテレビCMでもよく見るし安全な薬だと考える人が多いと思います。
しかしロキソニンはフィンペシアに比べ副作用の発症率ははるかに高いです。
フィンペシアと同様に副作用の症例数を見ていきましょう。
ロキソニンで何らかの副作用が発症するのは33人に1人。
フィンペシアは200人に1人だったことを考えるとかなり多いです。
症例13486人中、副作用が報告されたのは409人に何らかの副作用が報告されたそうです。
ちなみにもっとも多い副作用は消化器症状で発症率は2.25%です。
ロキソニンは安全でいい薬です。
このような説明をするとまるでロキソニンが副作用が多く危険な薬であるかのように思われてしまうかもしれません。
もちろんそんなことはありません。
ロキソニンはみなさんも一度は飲んだことがあると思います。
そしてロキソニンの安全性と鎮痛効果はみなさん自身が感じているところだと思います。
私自身もロキソニンは愛用していますし、このブログでも一度おすすめの痛み止めとして紹介しています。
https://druginfo-blog.com/個人輸入で日本版ロキソニンが買えます【お得/
私が言いたいのは
それだけ安全なロキソニンよりもフィンペシアは副作用の発症率が低いですよ。
ということです。
まとめ:フィンペシアは副作用の少ない安全な薬です。
フィンペシアは943人中、5人の被験者にしか副作用が認められませんでした。
具体的には肝機能障害が2人、リピドー減退が2人、勃起不全(ED)が1人です。
それ以外の副作用は効果のない育毛サプリを販売するためのデマ情報である可能性が高いため注意しましょう。
それでもフィンペシアを服用したことがない人にとって副作用は心配な要素の一つだと思います。
そんな人はフィンペシアで起こり得る副作用について理解し、適切に対処できるように知識をつけましょう。
今回の記事は以上です。
私のブログではフィンペシアの購入方法についても解説しています。
フィンペシアは副作用の少ない安全な薬ですよ。