Aさん
薬を個人輸入する時に関税がかかるって本当?
Bさん
関税っていくらくらいかかるの?
Cさん
関税っていくらくらいかかるの?
本記事では私が長年、薬を個人輸入してきた経験をふまえ、薬を個人輸入する上での関税の仕組みについて解説していきます。
目次
- 薬を個人輸入する上での関税の仕組みについて解説。
- 8年以上薬の個人輸入をしていますが関税にかかったことはありません。
薬を個人輸入する上での関税の仕組みについて解説。
16,667円を超えない限り絶対に関税にはかかりません。
海外から商品を購入する場合、本来であれば関税がかかります。
しかし購入した商品の総額が一定未満の場合、関税は免除されます。
なぜ16,667円なのか?
薬を個人輸入するにあたり購入商品の総額が16,667円を超えない限り絶対に関税にはかかりません。
その根拠は関税定率法14条−18項に書かれています。
次に掲げる貨物で輸入される物については、法令で定めるところにより、その関税を免除する。課税対象の合計額が一万円以下の物品(本邦の産業に対する影響その他の事情を感情してこの号の規定を引用することを適当としない物品として政令で定める物を除く)
法律の文面ってかたくるしくて何が書いてあるのかわかりにくいですよね。
簡単に説明します。
この法律では課税対象額が一万円を超えない限り、関税は免除しますよ。ということを言っています。
課税対象額とは商品の総額の60%の金額の事を言います。
ちなみに16,667円の60%は10,000.2円です。
つまり商品の総額が16,667円を超えることで課税対象額が基準である1万円を超えてしまうことになります。
そのため商品の総額が16,667円を超えない限り絶対に関税はかからないのです。
そもそも医薬品は関税の対象外
そもそも本来、医薬品は関税の対象外なのです。
しかし商品の総額が16,667円を超えた場合はごく稀ですが関税がかかってしまうこともあるそうです。
これは税関によるミスのようなものだと私は考えます。
本当に少ない確率だとは思いますがそういったケースもあるということは頭に入れておいていいかと思います。
もし関税にかかっても高額になることはありません。
関税の計算方法について解説。
例えば商品の総額が2万円だったとして考えていきましょう。
16.667円を超えているので関税にかかる可能性はわずかながらあります。
step
1課税対象額の計算方法
まずは関税にかかる金額を知る上で課税対象額を計算します。
課税対象額とは商品総額の60%です。
計算式
商品総額×0.6=課税対象額
商品総額が2万円の場合
2万円×0.6=12,000円
これはあくまで課税対象額なので12,000円が関税として請求されるわけではありませんので安心してください。
関税では内国消費税、地方消費税、税関手数料の合計金額が請求されます。
step
2内国消費税の計算方法
先ほど計算した課税対象額の6.3%で計算されます。
計算式
課税対象額×0.063=内国消費税
商品総額が2万円の場合
1万2千円×0.063=756円
ちなみに100円未満は切り捨てになるため内国消費税は700円になります。
step
3地方消費税の計算方法
計算式
内国消費税×17÷63=地方消費税
商品総額が2万円の場合
700×17÷63=188円
同じように100円未満は切り捨てになるので地方消費税は100円になります。
step
4実際に払うことになる金額は?
計算式
内国消費税+地方消費税+税関手数料(200円)=関税
商品総額が2万円の場合
700円+100円+200円=1000円
2万円分の商品を購入して万が一運が悪く関税にかかったとしても合計金額は1000円です。
高いと感じる人もあるかもしれませんが、これは本当に運が悪かった場合のみかかる金額です。
このくらいの金額でしたら関税についてはあまり気にする必要はないのではと私は思います。
8年以上薬の個人輸入をしていますが関税にかかったことはありません。
薬の個人輸入で関税にかかることはないと思います。
そもそも医薬品は関税の対象外であるため本来、関税にかかることはありません。
何かの間違えで関税の対象にされる可能性はあるかもしれませんが、可能性はかなり低いと考えていいでしょう。
私は8年間にわたり、育毛剤であるフィンペシアの購入をしてきました。
フィンペシア以外にもたくさんの薬を個人輸入した経験がありますが関税をかけられた経験は一度もありません。
私は購入する時、いちいち合計金額を気にしませんので16,667円を超えて購入することは度々あります。
先ほど購入履歴を確認すると割と超えていることの方が多かったです。
それでも問題にならないという事は関税を気にして薬の個人輸入をためらっている人の背中を押す有益な情報となるのではないでしょうか?
どうしても関税について気になるのであれば一度に購入する合計金額が16,667円を超えないように気をつければいいと思います。
今回の記事は以上です。
正直、薬の個人輸入で関税について気にする必要はないと思います。
薬の個人輸入について私の意見をまとめた記事も執筆しています。
気になる人はどうぞ。